指輪って手作りできるの?

指輪って手作りできるの? DIYの流れや注意点をご紹介します!

結婚指輪や婚約指輪といった節目の指輪に、世界で一つだけのものを、とお考えの方も多いのではないでしょうか。実は指輪は手作りすることができます。

今回は、指輪をDIYする方法を2つ、そしてDIYするにあたっての注意点をご紹介します。プロのサポートがあれば、手作りとは思えないような完成度の高い指輪を作れますよ。一生の思い出になるような指輪にしたいとお考えの方は、どうぞこの記事を参考になさってください。

1. 指輪を手作りするメリット

結婚指輪や婚約指輪といいますと、店頭のショーケースの中から選ぶという印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。しかし実は指輪はご自身で手作りできるのです。ペアリングを二人で力を合わせて作る過程は一生の思い出になります。また、そうして出来上がった指輪には強い愛着が生まれ、一生大事にしたくなる温かみにあふれたお品になります。一生の記念に唯一無二の指輪をお求めの方は、DIYで指輪を作ってみることもおすすめです。 人の手指は、肌の色も指の形も十人十色であり、似合う指輪も異なります。手作りの指輪なら、素材やデザインはもちろん、指輪の幅も細かく調整ができるため今の自分にピッタリのジュエリーを作れます。さらに、作る過程の写真や動画を撮影しておけば、良い記念になるのはもちろん、結婚式のムービーで使える素材にもなるかもしれません。指輪を長く大事にしたい方には、指輪のDIYも選択肢に加えてみると良いでしょう。

2. 指輪の手作りは思ったよりも簡単

指輪のDIYといいますと、仕上がりが不安という方もいらっしゃるかもしれません。ほとんどのお店では、最終段階で職人によって仕上げしてもらえるため、プロの仕上がりになるのです。指輪をDIYする方法には、大きく分けて2種類あります。ここでは、それぞれの指輪作りの流れをご紹介します。

2-1. 鍛造で指輪を作る

鍛造(たんぞう)とは、古くからある金属を加工する方法の一つで、金属を叩いて鍛えることを指します。鍛造で作る場合、一本の金属の棒から指輪を作ります。この一本の金属の棒を熱して伸ばす、木づちや金づちで叩く、専用の道具を使うといったことをしながら徐々に曲げていき、リングの形に近づけていくのです。 棒の両端の隙間にはロウ剤と呼ばれる金属をあて、ガスバーナーで溶接してくっつけます。仕上げとして、叩いて綺麗な丸に整える、角を取る、表面を整えるといったケアをして完成です。店によってはこの後に、職人の手で刻印や指なじみをよくする加工を行ってくれる場合があります。 なお、選べる素材は店によって異なりますが、プラチナや金が主で、金は複数色の中から選べることもあります。どの素材を選ぶかによって価格が前後するため、予算に上限がある方はご留意ください。

2-2. デザインワックスの原型を使って指輪を作る

もう一つの指輪の作り方は、デザインワックスという素材で原型を作って鋳造(ちゅうぞう)する方法です。デザインワックスとはロウに似た素材で、削るのが非常に容易です。このデザインワックスを、糸鋸やヤスリを使って自分の好みの形になるよう削っていき、指輪の原型を作ります。もし削りすぎた場合も修正することは可能ですので、こうした作業に慣れていない方でも大胆に加工できるでしょう。 多くのお店では、こうして指輪の原型を作るところまでがDIYでできる範囲となります。この先は危険な作業が多いため、職人さんが引き継ぎます。デザインワックスを用いて鋳造する方法は、全行程を3~4時間ほどと非常に短時間で終わらせられます。その後職人による仕上げを含めると1ヶ月ほどで完成です。 ちなみに、店に預けた後の作業では、まずデザインワックスで作った指輪の原型を使って石膏で型取りをします。そうして出来上がった型に熱して溶かした金属を流し込み、指輪は完成です。出来上がった指輪は職人によってヤスリをかけたり石を埋めたり刻印を行ったのち、受け渡しとなります。

2-3. 鍛造と鋳造の違い

デザインワックスの原型を使って鋳造する方法は、鍛造で作るのに比べてより繊細で複雑なデザインの指輪を作れます。一方で、鋳造して作った指輪は金属の密度にムラが出ることがあり、鍛造で作られたものに比べて耐久性でやや劣ることがあります。

3. 指輪を手作りする際の注意事項

指輪といえば、内側に誕生石を埋め込んだりイニシャルや記念日を刻印したりするのが定番です。指輪を手作りする際も、こうした素人では難しい部分を職人にお願いできるのかどうか事前に確認しておきましょう。店によっては、紙に文字やイラストを手書きして刻印を発注できる場合もあります。他にも、指輪は長く使っていると変形したり、摩耗したりして石が外れやすくなります。DIYによって表面に特殊な加工を行った場合には、アフターケアに料金が上乗せされる場合もあることを留意しておきましょう。 市販の指輪は、プロのデザイナーによって広く親しまれるように作成したものです。そのため、日常的に付けていても飽きがこないデザインや手指が綺麗に見えるよう考え抜かれたデザインをしています。指輪をDIYするのは愛着が湧く一方、技術的な面等で思い通りのものが出来上がらない可能性もあります。指輪のデザインに詳しくない方や普段ものづくりをしない方はそうしたことも視野に入れておきましょう。 もちろん、店では職人が手厚くサポートしてくれるため、理想の指輪に近づけられます。手作りの過程を楽しむこと、二人の思い出を作ること、オリジナリティを重視すること、これらのことを心掛けると満足度の高い指輪作りができます。

4. まとめ

今回は、指輪を手作りする際の流れや注意点についてご紹介しました。参考になったでしょうか。福岡県福岡市にある「手作り指輪のお店M-studio」では、指輪を手作りするお手伝いをしております。

経験豊富なスタッフがサポートしますので、初めてのお客さまにも大変ご好評いただいております。世界で唯一の指輪を作りたいとお考えの方は、ぜひお気軽にお問合せください。

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